ちゃお!
週刊新潮が「食べてはいけない食品」の特集から食品添加物による悪影響として、「発がん性の誘発」「味覚破壊」「毒素吸収」など雑誌に掲載していてのが話題になっていました。
もちろん、その前からネットワークビジネスのアムウェイとかも講習で取り上げていたのを覚えています。
イオタケも化学調味料はやばい!!!と聞かされていましたが、インスタント、ウィンナー、お菓子は大好物でやめられません。
これは本当に大丈夫なの?無添加物って結局なに?
正しい知識を目に向けなければ食生活にも支障があります。
1. 亜硝酸ナトリウム、ソルビン酸、リン酸塩による食品添加物の役割
この食品添加物には主にハムやウィンナーの食肉加工品が入っています。イオタケはイタリア出張に行くので生ハムは毎朝食べてます。
- 亜硝酸ナトリウム:発色剤、保存料として使用。毒性が非常に高い。
- ソルビン酸;細菌やカビの増殖を抑える保存料
- リン酸塩:肉の保水性を高めて食感を良くする保存料
2. 亜硝酸ナトリウム、ソルビン酸、リン酸塩による体内への影響
- 亜硝酸ナトリウム:添加物として使用する量はきわめて少量であり、人体への影響はなし。
一方、野菜にはたくさんの硝酸塩が含まれており、この内の一部が体内で硝酸ナトリウムに変換されます。
摂取量としては野菜の方が高いと言えます。特に化学肥料によるものはもしかしたら硝酸塩を多く含んでしまうかもしれません。メイド・イン・チャイナは大丈夫なんかな???
- ソルビン酸:体内に入ると炭酸ガスと水に分解されるので問題なし。
- リン酸塩:過剰摂取すると成人病や腎臓疾患に影響あり。しかし、リンはもともと多くの食品に含まれていて必須栄養素に含まれています。
ここで気を付けたいのが量による問題であり塩分も多く摂取すると人体に悪影響であるのと同じです。
リンによる悪影響が出る目安としてロースハム80枚分、ソーセージ79本分を毎日食べると人体に影響が出る確率が高くなるかもしれません。
厚生労働省のリン耐用上限量3000mg、文部科学省の日本食品標準成分表でリン含有量はロースハムは100gのうちリンは340mg、ソーセージは190mgと記載されている。
3. 亜硝酸ナトリウムとソルビン酸の相乗毒性について
亜硝酸ナトリウムとソルビン酸は加熱反応試験によりDNA損傷物質が産生されることが報告されている。
確かに、報告書には記載されていますが、”この加熱反応試験には根拠論文で確認されたソルビン酸と亜硝酸塩の反応生成物は通常の使用状況下とは異なる極めて限られた条件下で生成されたものです。食品安全委員会としては、ソルビン酸と亜硝酸塩の併用使用について、通常条件下ではヒトの健康に対する悪影響はないと結論付けています。
「しかしながら、このDNA損傷物質が産生される結果は特別なin vitro における実験条件下で得られたもので、ソルビン酸と亜硝酸ナトリウムが食品中に共存した場合に実際に形成されることを意味するものではないとされている。(参照15)」と記述しています。
このなかで、「特別なin vitroにおける実験条件下」とは、参照15の論文によれば「亜硝酸ナトリウムの溶液を蒸留水中0.5モルのソルビン酸で懸濁した溶液に室温で加え、90℃の湯煎で1時間加熱した。」であり、このような条件はヒトの体内や食品加工の工程において起こりえないと考えられ、食品健康影響評価の項でも、「ソルビン酸と亜硝酸塩の反応生成物は通常の使用状況下とは異なる極めて限られた条件下で生成することに留意する必要があるとされており、SCF(欧州連合食品科学委員会)においてはソルビン酸類と亜硝酸塩の共存下における遺伝毒性物質の生成に関する試験結果の一部が相互矛盾のため信頼できず、また、通常条件下ではヒトの健康に対するハザードがないとしており、本調査会としては妥当と判断した。」と結論付けています。”
参照:内閣府 食品安全委員会 オフィシャルブログ=〉https://ameblo.jp/cao-fscj-blog/entry-12376672768.html
食品健康影響評価書 ソルビン酸カルシウム=〉http://www.fsc.go.jp/fsciis/evaluationDocument/show/kya20070320001
要するに、通常生活において食肉加工プロセス及び人体にDNA損傷は起こりえる現象ではないという事。
4. まとめ
食品添加物がなければ食中毒による影響が多くなるでしょう。
正直、日本は平和ボケをしていて食品添加物の技術がない国は今、どういう状態か認識できていないのではないか?
食品添加物についての知識が日本では浸透していないし、専門家が口出すことは少ない。
悪影響だけを注目しその物の実態を捉えられていない人、要するに疑問を待たずに生きている人が何の考えもなしに騒ぎ立てる事こそが悪影響である。
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